
【春は別れの季節】
今までそんな言葉を気にした事なんてありませんでした。
だって卒業したって学校に戻れば先生に会えるし、離任や転任なさっても
特別何かするわけでもないし。というか知らない間に居なくなっている事が多いし。
でも、今日はその言葉をひしひしと感じました。
今日はお世話になった塾の先生がご実家に帰られるとの事で、
打ち上げというかパーティというか、そんな感じの事をしてきました。
個人塾なので、結構繋がりがあるんですよ。
で、飲み食いして、雑談して、わいわいと過ごしてたんです。
…そういう時間って、過ぎていくのは本当にあっという間で。
少し前から計画していたプレゼントをして、最後の挨拶を聞いて。
泣くまいと思っていたけど、正直ちょっとヤバかった。
つい泣きそうでした。
その先生とは、もう10年近い付き合いになります。
気が付いたら、ずっと長く教えてもらっていて、毎週会うのが当たり前になっていた人。
そんな人が居なくなるって思ったら、ホントもう泣けてきて。
でも最後だから、笑顔でお別れしたいから、必死で堪えてました。
繋がりの深かった人と面と向かってお別れ言ったのは、多分今回が初めて。
小学校の先生だって、卒業して数年は行けば会えました。
いつの間にか居なくなって、さよならを言う暇なんて無かった。
だから漠然と、あぁ居なくなったのかって思うだけだった。
でも今回は、パーティして、お餞別用意して、みんなで計画してメッセージ書いて。
面と向かって「お疲れ様でした」「ありがとうございました」って言葉を聞いて。
どうにも初めての感覚でした。
もう知り合いの居ない学校を見て漠然と「寂しい」と思うだけじゃなくて。
もう簡単には会えないんだって思うと、それが余計にハッキリと感じられて…
先生とお別れした後、友達と「バイバイ」って言った後の帰り道。
一人になったら、途端に涙が出てきました。
ずっと近くに居て、アドバイスしてくれたり、励ましてくれたり、叱ってくれたり。
色んな事を教わりました。
人間相手ですから、「合わないなあ」と思ったり、「ここはこう思うのに」って所もありました。
だけど…だから学校の先生や両親とも違う、全く異なる立ち位置で、沢山の事を教わりました。
今の私が居るのはその人のお陰。
きっと何となくで進路を選んでいたと思います。
夢に向かって進もうなんて、思いもしなかったかもしれない。
考え方なんて、今の私と全然違うものになっていた。
だから、『ありがとう』って気持ちで一杯です。
それと同じくらい、『寂しい』って気持ちで一杯です。
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しんみりしててごめんなさい。
でも今の気持ちを絶対書きたかったんです。
ここに書いたら、整理がつくのか少しスッキリするから。
…泣きながら書いてるせいもあるかな。(笑)寝て起きたら、もう泣きません。
明日のブログは、きっといつものお馬鹿な管理人に戻ってます。
だから、今は涙の流れるまま、この記事は気持ちのまま書く事にしました。
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